元・大手企業のSEが語るメリット・デメリット

ぼくは、とある全国的に有名な大手企業のグループ会社でシステムエンジニアとして6年程、働いていました。

現在は転職し、社内SEとして働いています。

転職にあたり、現在の自分の立ち位置を再確認するためにも、今回は自分が感じる大手企業に勤めることのメリットとデメリットを考えてみました。

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ぼくの勤めていた会社について

まずはぼくの勤めていた会社について、簡単にご紹介しておきます。

ぼくが働いていた会社は全国的にも有名な会社のグループ会社です。

業種はシステムインテグレーターで、システム構築を生業としています。

現在の従業員数は500名程度です。

感じたメリット

安定

業績は安定しています。

グループ会社もあるため、もしもぼくの会社が潰れるようなことがあっても、いきなり放り出されることはないという安心感はあります。

しかし、最近は大手会社もリストラをすることもあるようなので、絶対安心というわけではないかとも思います。

有給休暇は取れる

組合があるため、有給消化率は高く、ぼくは毎年20日間きっちり使っています。

しかし、中には有給申請をしながらも、出社してくる社員もいますが…

顧客も大手

実際にシステム導入を担当する顧客も大手だったり、有名な企業が多いです。

それでやりがいを感じられる人もいるかもしれません。

規模が大きい

案件1つで億単位の金額が動くこともよくあるので、案件の規模は大きいです。

ネームバリューがある

会社名は知らなくても、親会社やグループ会社の名前は有名なので、ざっくり紹介する時に楽です。

感じたデメリット

意味のない上下関係

これは大手企業だからなのかがわからないのですが、古き悪しき文化が残っており、仕事のできない先輩社員の言うことを聞かなければならない時も訪れます。

役職よりも入社した年度の方が強いイメージです。

これまでのやり方が正しい

なぜか、「今ままでやってきたことが正しい」と思っている保守的な人が多いです。

変わることに消極的なのか、間違っていたり、効率が悪いとわかっていても改善しようという意思は感じられないことが多いです。

自分の仕事は誰でもできる仕事

自分にしかできない仕事ではなく、誰にでもできる仕事をやっている印象です。

もちろん代わりがいるのは良いことなのですが、達成感はあまり感じられません。

スピード感が遅い

何にするにも上司や管理職、重役の決裁が必要になるので、社内調整に時間がかかります。

社内調整用の資料を作成している時は、「意味あんのか、これ」と思うこともしばしば。

まとめ

転職を考え始めた当時、自分の位置を確かめるためにも今回の記事を書きました。

書いてて気づいたのですが、自分の会社なのに興味がなさすぎて、驚きました。

結論

中小企業やベンチャー企業で働いたことがないので、比較することはできないのですが、「大手企業でよかった!」と感じたことはありませんでした。

そのため、転職活動では「ここで働いてよかった」と思えるものを探しました。

その結果、今ではとても充実したワークライフを手に入れることができました。

大手志向も悪くないと思いますが、本当に自分に合うかどうかはわかりませんので、しっかりと自分と向き合い、検討することをオススメします。

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