社会人になり、そしてSEになり、5年以上が過ぎました。
まだまだ若造のぼくですが、偉そうに先輩社員の視点から
新社会人が読むべき本として、おすすめを紹介します。
もともと本を読むのは好きではないですが、実用書や自己啓発本なんかはたまに読みます。
読書好きではないぼくが選ぶので、それなりに読みやすい本だと思います。
読書好きでないことがバレるのですが、今回は6冊だけの紹介となります。
1.入社1年目の教科書
ライフネット生命保険の副社長・岩瀬大輔さんの本で、岩瀬さんの経験談が書かれています。
ぼくは学生の時に読んだのですが、社会人として生きていくためのバイブルです。
入社して気づいたのですが、先輩や上司が教えてくれないことが意外と多いんですよね。
そんな周りが教えてくれないような社会人としての常識がたくさん書かれていて
当たり前のことを当たり前にやるための教科書です。
タイトルは「入社1年目の教科書」ですが、入社何年目でも読むべき内容です。
ぼくが印象に残ったのは、「50点で構わないから早く出せ」という言葉。
これができてそうで、できていないことが多々あります。
ぼくは資料作成の機会が多いのですが、上司に出来上がった状態で確認を依頼すると
多くの指摘をもらった時、その分、手戻りが発生してしまいます。
そこで50点の出来でもいいから一度提出して、上司の添削を受けることで
チームでブラッシュアップしていこうと考え方です。
これって会社員に限らず、色んなことにも通じることかなーっと思います。
ゴールまでにいくつかのチェックポイントを設けておき、方針を確認するだけで
そのまま突き進むよりもより良いものができるのではないかなと思います。
2.伝え方が9割
ベストセラー本なので、本屋で見かけたことがあるかもしれません。
言葉をつかった伝え方について詳しく書かれています。
例えば、頭の中をそのままコトバにせず、相手の頭の中を想像してから
相手のメリットと一致するお願いをすることです。
- 自分の頭の中をそのままコトバにしない「デートしてほしい」
- 相手の頭の中を想像する(興味のない人とデートしたくない、初めてのものが好き、イタリアンが好き…)
- 相手のメリットと一致するお願いをつくる「驚くほど旨いパスタどう?」
コミュニケーションを図る上でとても参考になることが書かれています。
「入社1年目の教科書」と一緒に読むことで、会社の中に限らず
コミュニケーションを極めることができます。
3.池上彰のお金の学校
学生の時には意識していなかった銀行の仕組み、保険、税金、また投資などについて、
わかりやすく書かれています。
あくまで入門編であり、それぞれのことはそこまで深く書かれていませんので、
もし興味を持ったら、別の本にて詳しく学ぶことになります。
「お金は欲しいけど、お金のことはよく知らない」という方にはおすすめです。
特に社会人になると、学生の頃と比べて、大きなお金を得るようになります。
”お金”を意識するためにも一度、目を通して置いて損はないと思います。
ぼくにとっても、自分のお金の将来を意識する一冊となりました。
4.ゼロ
ホリエモンこと、堀江貴文さんの自伝のような本です。
極端な意見も中にはありますが、成功者の考え方を学ぶことができる本です。
本の中で、以下のような言葉が登場します。
人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつそこを我慢の時間にしてしまうのは、どう考えても間違っている
新社会人のうちはやる気に満ちあふれていると思いますが、時が経つにつれ、
イメージと違ったり、人間関係などで仕事が苦痛になってくる人もいると思います。
「3年はしないと、その仕事の中身はわからない」なんてよく言われていることもあり
転職は3年経つまで我慢しなればならないという風潮がありますが、
「合わないと判断するのに3年もかかった」という捉え方もできます。
ぼくは方向転換は早ければ早い方が良いと思っています。
時間はお金では買えない貴重なものです。
苦痛が続くのであれば、次にやりたいことを見つけるべきです。
ちなみにぼくは今の会社で毎日、我慢して仕事をしています。
なので、もっと自分らしい時間を過ごせる仕事を見つけたいと思っています。
もっと早く動くべきであったと後悔しています。
5.人を動かす
自己啓発本の原点とも言われている、デール・カーネギーの著書です。
タイトルの通り、「周りの人を動かすためには、どう行動すれば良いか」の
エッセンスが一冊に凝縮されています。
1936年に初版が発行されて以降、世界中の人々に読まれ続けている、有名な一冊です。
70年以上経った今でも読まれているのですから、
いかに人間の本質は変わらないものかわかると思います。
そう考えると、今後の未来でも人間の本質は変わらないのですから、
読んでいて損ないと思います。
本は世界の著名人を例にしながら、人を動かすための原則が書き進められています。
例えば、「人を動かす三原則」は
- 相手を批判しない。
- 率直で誠実な評価を与える。
- 強い欲求を起こさせる。(その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教える)
とあり、当たり前のことが書かれています。
わかってるんです。
わかってるんですよ、そんなこと。
でも、忘れてしまうんですよね。
当たり前のことを当たり前にできる人が信頼される人になれるかどうかポイントです。
そのポイントが、読書好きではない人にとってもわかりやすく、シンプルに書かれています。
ぜひ、この本を読んで、周りとは一味違った行動を心がけてみてください。
まとめ
人気な本ばかりだったかもしれませんが、人気な本には理由があります。
ぜひ一度読んでみてください。
今後も読書好きではないぼくでも”面白い”と思った本は、随時紹介していきたいと思います。