2017年7月に書いた記事です。
Ticket Camp(チケットキャンプ)はすでにサービスを終了しており、現在は利用できませんので、この記事は参考としてご覧ください。
あなたはチケットを売る時、どんなサービスを利用していますか?
今回はチケットの売り手目線の記事です。
先日、行けなくなったプロ野球のチケットを手放すことになったため、Ticket Camp(チケットキャンプ)を初めて利用しました。
これまでチケットを売る時はヤフオクを利用していましたが、ぼくが持っていたチケットと近い座席の落札状況を見てみると、ヤフオクでは売れ行きが悪そうでした。
そのため、試しにチケキャンを見てみたら、取引が活発に行われており、売れ行きが良さそうだったので、チケキャンで売ってみることにしました。
チケキャンを使った結果 → 売れた
結論から申し上げますと定価で売れました。
ヤフオク!ドームで開催されるソフトバンクホークス戦のバックネット裏で、1枚12,000円と少し高めの座席でした。
高額のため、買い手がつくか心配でしたが、あっさりと買い取られました。
会員登録から実際に出品するまでの時間はわずか10分程度とチケキャンの使いやすさを感じました。
徹底比較!チケキャン VS ヤフオク
「今後チケットを売る際、どちらを利用すれば良いのだろうか」
そう思ったので、改めて両サービスを比較してみたいと思います。
比較にあたり、公平性を保つため、以下の条件2つを定めます。
- ヤフオクは即決価格で出品されたものを対象とする(チケキャンはオークションではなく定額での取引のため)
- 土日に催行されるイベントを対象とする(両サービスにある程度流通することが前提となるため)
比較するチケットですが、今回はぼくの趣味を完全に重んじて、以下のチケットを対象とします。
調査日は2017年7月17日です。
福岡ソフトバンクホークス vs 北海道日本ハムファイターズ
2017年7月29日(土) 福岡ヤフオク!ドーム(福岡)
市場規模
まずはどちらのサービスの方が市場規模が大きいかを確認。
「市場規模が大きい=取引が頻繁に行われている」と判断したいと思います。
つまり、単純に「現在の出品数+取引完了数」を比較します。
チケットキャンプ:106件
ヤフオク :128 件
市場規模は互角といったところですかね。
ヤフオクの方が若干出回っている数は多いですが、大きくは変わらない感じです。
売れ行き
次に実際にチケットがどれくらいの数が売れているか、売れ行きを確認しましょう。
取引完了数を比較してみます。
チケットキャンプ:82件
ヤフオク :87件
こちらもほぼ互角の数字となりました。
価格
ここまでの比較では、ほぼ互角という印象です。
最後は最も重要な要素である、チケットの販売価格を比較します。
「売れるって言っても、いったいいくらで売れるのよ?定価で売りたいんだけど」
と思っているそこのあなたのために、実際に取引が完了したチケットの価格の平均値を比較しました。
座席は人気のライト外野指定席、S指定席1塁側(内野席)の2種類をピックアップしました。
定価 | チケキャン | ヤフオク | |
ライト外野指定席 | 2,500円 | 3,533円 | 2,731円 |
S指定席1塁側 | 5,500円 | 4,882円 | 4,672円 |
もともと定価が安価なライト外野指定の方はチケキャン、ヤフオクともに定価より高値で取引されていました。
S指定席1塁側は少し高価なチケットとなるため、買い手側の数が少なくなるせいか、チケキャン、ヤフオクともに定価よりも安値で取引されていました。
共通してチケキャンの方が高値で取引されていることがわかりました。
比較した結果、チケキャンの方が高値で売れる
市場規模、売れ行き、価格の3点で比較をしてみました。
今回の比較結果としては市場規模、売れ行きは互角ながら、価格はチケキャンの方が高値で売れることがわかりました。
考察
チケキャンはチケット売買に特化したサービス
チケキャンはチケットの売買に特化したサービスです。
そのため、日程や座席種類、購入元から検索ができるようになっています。
これはヤフオクにはない機能で、非常に便利で検索しやすいです。
これは大きなメリットだと思います。
また、使い勝手の良さに加え、テレビCMなども放送されていることもあり、ここ数年で急激に伸びてきている要因ですね。
チケキャンはヤフオクよりも手数料がかかる
取引手数料
チケキャン | ヤフオク | |
出品者 | 8.64% | 8.64% |
購入者 | 0円 | 0円 |
取引手数料は両サービスとも同じ条件です。
売り手側(出品者)は売上の8.64%が手数料となり、売上から引かれます。
なお、チケキャンは8,000円以下の場合は一律690円 となっています。
買い手側(落札者)が負担する手数料はありません。
振込手数料
チケキャン | ヤフオク | |
振込手数料 | 380円 | 0円 |
出品者としてチケットが売れた後、自分の口座に振り込んでもらう際にかかる手数料です。
チケキャンは受取1回ごとに380円の振込手数料がかかります。
複数取引でまとめて振込を依頼することもできます。
ヤフオクは0円なので、ヤフオクの方が出品者には優しいですね。
決済手数料
チケット代金総額(送料除く) | チケキャン | ヤフオク |
10,000円以下 | 324円 | 0円 |
10,001〜20,000円 | 540円 | 0円 |
20,001円以上 | 3.24% | 0円 |
購入者の場合、チケキャンでは決済手数料がかかってきます。
ヤフオクの場合は特定カテゴリ(中古車・新車、オートバイ車体、トラック車体、バス車体、不動産など)の場合、手数料がかかりますが、チケットの売買では0円です。
まとめ
ヤフオクとチケキャンを比較した結果、現状ではチケキャンの方が高値で売れそうです。
チケットを売買するために作られたサービスなので、公演日や座席などから検索できる点は、ヤフオクよりも優れていると思います。
しかし、コンサート、スポーツ観戦、演劇…など、公演の種類によっては状況は異なる場合があるので、事前に調査は必須です。
手数料については出品者でも購入者でも、チケキャンの方がヤフオクよりかかってくるので、そこは要注意です。